簿記だけじゃない!経理の転職に120%役立つ有利な資格まとめ 2017.09.29
経理は会社の中で一番お金の流れを知っているポストであり、どの業界にとってもないと困る職種ですね。そのため需要も大きく転職市場では人気の志望職種となっています。
実際に経理職に転職しようとしたら、無資格でもやっていけるのか、どの資格を取ると内定率が上がるのか、どの資格の費用対効果が一番良いのか、さまざまな疑問を抱える方も多いかと思います。
このページでは、経理に関連する情報と転職を有利にできる資格についてご紹介します。
会計・経理資格のニーズ
経理という職種に限らず、経済産業界で活躍する全てのビジネスパーソンにとって、経理や会計の知識が必要になる時代はもうすぐ訪れるでしょう。
例えば日商簿記検定は、商学系を専攻している大学生なら取得が必須と言われるほど、普及率の高い資格となっています。どの業界でもそれに関連する資格を持つと有利だと言われていますが、経理職の場合はもはや資格がないと食べていけません、それくらい選考の合否に直結します。これからは、経理に転職したければまずこれを取っておけ!と言えるような資格をいくつかあげて、余力がある場合はどんどん難易度の高い資格にチャレンジしていくと良いと思います。
経理転職に有利な資格4選
ここからは、経理への転職を有利にできる資格を難易度順に紹介していきます。
簿記
簿記とは文面の通り、帳簿を記すことです。日々のお金の流れを計算、整理、記録し、外部や内部に会社の財政状況を明らかに伝えることが簿記の役割です。
簿記の資格を取得すると、単に帳簿を記入できるようになるだけじゃなく、会社の経営に必要な会計知識、経営管理の考え方が身につきます。さらに物事を考える際にコストを意識するようになり、社会人としての基礎能力を培うことができます。簿記はどんな会社でも、どこの国でも必要とされるスキルなので、継続的にキャリアアップしていきたければ、勉強しておいて損はないでしょう。
ファイナンシャルプランナー(FP)
ファイナンシャルプランナーは、簡単に言えばお金を使ってお金を生むプロです。クライアントの資金の使い道を計画することを仕事としています。
ファイナンシャルプランナーが活躍できる分野は、投資はもちろん、住宅ローンや教育ローン、不動産や相続などの税金対策まで多岐に渡ります。
ファイナンシャルプランナーの資格を持っていると、経理はもちろん、銀行や証券、保険などの金融業界や不動産仲介、住宅メーカーなどの不動産業界への転職も有利になります。
税理士
税理士は、税金を中心に企業や自営業、固定資産所有者などの税務手伝いをしたり、節税についてのコンサルティングをしたり、税申請、書類作成の代行をしたりする仕事です。
中小企業を相手にすることが多く、税法に則った上でいかにして企業の支払う税金を減らすか、また融資を受けるべきか、いくら受けるべきかについて助言するといった業務がベースとなります。
会計士
公認会計士は税理士より難易度の高い資格で、三大国家資格の中に入っています。公認会計士の最も根幹的な業務は、企業の会計を監査することです。顧客のニーズに応えるというより、公平公正な第三者の立場から、企業会計の合法性や正確性を監査、監督する仕事です。
企業にとって、投資家の信頼を得るためには公認会計士のチェックが欠かせません。このような仕事ができる経理は、どんな企業の採用担当者にとって喉から手が出るほどの存在です。